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「Web2.0」とコンテンツ連動型広告
「Web2.0」をご存知であろうか。インターネットにおける次世代Webサービスの新しい潮流を、まとめて指した言葉だ。「Web2.0」時代では、情報はテーマごとに分解され、ユーザはそれを自由に編集することができ、更に自主的に情報発信できる仕組み、情報伝播の仕組みが整った状況が現出する。サービスの端的な例として、Blog、SNS、SBM、RSS等が挙げられる。既に活用している諸兄も多いことだろう。
クリティカル・マスに達したと言われるインターネットの普及率云々は、既に議論の的ではない。今後あらゆる企業は、インターネットがビジネスドメインか否かに関らず、「Web2.0」の仕組みに則り、ユーザの積極的な情報処理活動の流れに乗る必要に迫られることになるだろう。「Web1.0」が「Webページを持つか否か」であるとすれば、「Web2.0」は、正にその状況であると言える。よりテクノロジー的観点から、今まで以上にユーザとの最適なコミュニケーション手法を探っていかなければならない。
インターネット広告の立場から言えば、「Web2.0」において注目すべき点の一つとして、CGM(コンシューマージェネレイテッドメディア)が挙げられる。CGMは、個人運営のBlogやSNS等を情報発信ツールではなく、メディアとして捉える概念だ。例えば、個人運営のBlogにおいて、あるクライアントの商品に対して言及される確率は高く、更にその評価は非常に高い。インターネットにおけるユーザーの商品購買プロセスにおいて、既にCGMの影響力が無視できないものになっている。それらの発達・普及により、今後はコンテンツ連動型広告の重要性が相対的に増すことは想像に難くない。
では、コンテンツ連動型広告において効果を上げるためには、どうしたら良いだろうか?まず、媒体のシステムを正しく理解する事は非常に重要だ。コンテンツ連動型広告に限らず、インターネット広告は運用において複雑化の一途をたどるものの、正しくシステムを理解できなければ機会損失・無用なコストを招く恐れがある。システムを理解した上で、クリエイティブやランディングページのテストを繰り返し、効果検証により広告の最適化を行う事も、当然同様に重要だ。
しかし、根本的に(既に、遥か昔から幾度も言われている事柄だが)商品に対するユーザーのロイヤリティーを高める(熱心なファンを増やす)事が今まで以上に重要となっていく。「何を今更」と思われるだろうか。しかし、「Web2.0」というユーザ主導の仕組みが確立され、その仕組みにユーザーがコミットしていく流れが加速すると予想される現在、ユーザの声は、今までとは比較にならないスピードで顕在化され、共有されていく。それはもはや無視できないほどのボリュームとなり、これまでにない規模でインターネットを覆っていくはずだ。そしてその声は、コンテンツ連動型広告の効果に直結していく。
インターネットが黎明期にある頃から、幾度も「可能性」として言われてきた事ではあるが、インターネットの恩恵により、ユーザーは既に物言わぬ大衆ではなくなっている。「Web2.0」は、その「可能性」をより「現実」に近づけるための仕組みが整ってきたことを、はっきりと認識させるものだ。
今、インターネットは真の意味でユーザ主導のメディアに変容しつつある。その流れを汲み、適切な対応を行っていくことが、コンテンツ連動型広告の成功の為には欠かせない。
(執筆:SEM インテグレーショングループ 山本光)
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2006年2月 1日 14:17 - [SEMコラム]













