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2006年10月25日

Web標準に準拠するメリットとしてのSEO


「WEB標準」※に準拠した企業のサイトが最近増えてきている。Movable TypeなどのブログツールやCMSの利用により、無意識にうちにWeb標準を意識した(X)HTML+CSSでページを生成しているという状況もある。

その動きの背景には、WEBブラウザの進化による環境の整備がある。WEB標準をブラウザ側で十分サポートすることによって発生する問題に悩む必要がなくなったのだ。(もちろん旧ブラウザで生じる問題に対しては、しばらく対処していかなくてはならない。)
WEB標準を意識したサイトづくりによって、アクセシビリティやメンテナンス性の向上をはじめさまざまなメリットが考えられるが、SEOの観点からみても効果的である。

例えば、HTML上<font>タグによってsize指定を大きく、<b>タグによって太字にして見た目が目立っていても、検索エンジンはそれが重要な見出しであるとは理解しない。

これらの視覚表現の要素はCSSに記述し、文書の論理構造(見出し、段落、箇条書き、強調など)をHTMLに記述することで、あらゆる閲覧環境でどう表示されるかに関係なくページの情報が適切に伝わることを可能する。すなわち、検索エンジンがページの内容を正しく理解することを可能にする。

従来のWEBのオーサリングの過程においては、1ページの画像データの各要素をテーブルで分割し、切り貼りしていくという極めて表面的な見た目重視の作業が多かった。このように表面的な操作によって、視覚表現までもすべてHTML上でまかなうことに慣れてた思考を、情報を論理構造化する目的でタグを適用するということに切り換えることが大切となる。

検索エンジンがページの論理構造を認識しやすくするために、マークアップする箇所が適切かチェックしていただきたいケースがある。

例えば、
・1つのページに<h1>が2つ以上ある
・<h2>タグの後に<h1>タグが出現する
・<p>タグを<h>タグで囲っている
・レイアウトを整えるために画像に<p>タグを使用している

このような使用例は、タグの意味を理解することなく文書のレイアウトを構成するために使用してしまっていることから生じている。構造をあらわす基本的なタグの数は多くないし使い方も極めて単純なので、今一度確認することをおすすめしたい。

検索エンジンのアルゴリズムが精度を増し、変化していく状況の中で、「WEB標準」に準拠したサイト設計・制作は、長期的スパンで考えても間違いのない対策といえるだろう。アクセシビリティを考慮したユーザーにやさしいサイトづくりは遠回りのようで、検索エンジン最適化の一番の近道であることは間違いない。

※WEB標準とは?
W3Cが中心となって、Webで標準的に利用される技術を取りまとめており、仕様書やガイドラインはWEB標準として広く認められている。

お詫びと訂正:
「Web標準に準拠するメリットとしてのSEO」記事初出時に、マークアップの例に関する記述で誤解を招く表現がございましたので、一部修正いたしました。お詫びして訂正いたします。


(執筆:SEMインテグレーショングループ SEOチーム SEOディレクター 佐藤ゆりえ)




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2006年10月25日 17:55 - [SEMコラム]
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